設計の最初に行う作業が、エスキースの作成です。エスキースとは下図や素案といった意味で、細かい寸法を入れないスケッチのようなものです。
間取りやデザインを決めるためのエスキースには、2つの方法があります。1つはグリッドプラニングと呼ばれるもので、基準となるグリッド(格子)を決め、そのグリッドの数を押さえながら間取りを検討する方法です。設計者は大きな動線の流れ、外観と屋根の関係、開口位置の整合など、常に三次元を頭に置いて考えます。
エスキースのもう1つの方法はゾーンプラニングです。前回(7月15日号)紹介した「ゾーニング」がこれに当たります。間取りの場合はパブリックゾーン、プライベートゾーン、設備ゾーン、接客ゾーンなどいくつかのゾーンとして考え、この組み合わせや重なり合いから住まい全体の骨組みを考えます。素人の方はまずやらない方法ですが、専門家はこのゾーンプラニングとグリッドプラニングを、スケッチの上で行ったり来たりさせてエスキース案をまとめます。























