東京カンテイ 全国建て替えマンション調査 総数202件、「寿命」は33年 約6割が東京に集中 地方は1~2件程度
住宅新報 2014年9月2日 号 9面
東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、全国のマンション建て替え事例について実地調査を含めて検証した。マンションの〝寿命〟が全国平均で30年を超えることや、建て替え事例の約6割が東京都に集中しているといった実態がわかった。
建て替えられたマンションは、宮城県・茨城県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・静岡県・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県・広島県・福岡県の1都2府11県に存在し、総数は202件だった。「マンションの竣工年から建て替え物件が竣工するまでの期間」を建て替えられたマンションの〝寿命〟とすると、全国平均は33.4年。年代別(表(下)参照)では「30年以上40年未満」(36.5%)のシェアが突出して高かった。90年代から2000年代にかけて、70年代前半までに竣工した旧公団の分譲マンションの多くが、築30年を迎えたことが背景にあるとみられる。これに「40年以上50年未満」(23.7%)、「20年以上30年未満」(23.2%)が続いた。
都府県別では東京都(40.0年)の平均寿命が、1事例しかない新潟県(42.8年)を除くと最も長い。東京都には同潤会アパートをはじめ、約60~70年超と寿命が極端に長い事例((上)表参照)が複数あることが一因。加えて、マンションに対する需要が高く「古くても『住みたい』と思わせるような物件が少なくない。物理的価値が尽きても、〝経済的価値〟が存続している」(井出武主任研究員)という地域事情も背景にあるようだ。このほか広島県(39.3年)、大阪府(39.2年)、千葉県(39.0年)の平均寿命が長かった。
























