日本不動産研究所 全国の地価 ~その軌跡と変わる街 (19) 和歌山市・期待高まる「まちなか再生計画」 市民主体で30年を構想
住宅新報 2014年10月7日 号 12面
成長都市から一転
和歌山市は人口約37万人を有する和歌山県の県庁所在地で、20世紀末まで市街地が拡大し、人口が増加する成長都市だった。97年には中核市に移行したが、21世紀に入り、少子高齢化、若年層の市外への転出、地域経済の衰退などにより、人口は減少傾向で推移している。
そのため、市内の地価は低迷を続け、地価公示平均変動率は、住宅地、商業地とも23年連続で下落。また、人口減に加え、量販店との競争や郊外の大型商業施設の進出で中心商業地の衰退は著しく、かつての地価公示の最高価格地であったぶらくり丁商店街(公示地5-12)は、過去10年間で60%以上下落した。更に、JR和歌山駅とともに県の玄関口である南海和歌山市駅の駅ビルに出店していた高島屋和歌山店が本年8月31日に営業を終了し、撤退による中心市街地の一層の空洞化が懸念されている。
























