建築物は、様々な部品や部材の集合体です。それらの接続部は直づけされるのではなく、必ずクリアランス(目地=めじ)を取ります。部品・部材の熱による膨張や収縮を逃がすための工夫で、これがないと、部材・部品の接合部で浮き上がりや折れなどの変形が発生します。ガラス枠などでは、板ガラスの破損にもつながります。
防水性・気密性が必要な部位や、美観を整える必要のある部位の隙間を埋める、樹脂性の「糊」がコーキング剤です。現場ではコーキング剤とシーリング材が混同されて使われますが、厳密には成形された目地充填剤をシーリング材と言い、チューブに入った材料をコーキングガンなどで充填するものをコーキング剤と呼びます。比較的年齢の高い職人は、コーキング剤をシーリング材と呼ぶことが多いようです。
コーキング剤の充填は、二次防水と考えられます。躯体の表面を覆うような防水層が一次防水で、最終的にはこの防水層で止水します。コーキングは、一次防水層の上に取り付けられる部品や部材の接合部を止水するのが目的です。























