知って得する建物の豆知識 163 日本の建築設計事務所 タイプ見極め家づくり 美術でなく〝工学系〟に分類
住宅新報 2015年6月2日 号 7面
連載: 知って得する建物の豆知識

お手本の一つ、ロンドンの「ガーキン」
建築家と聞くとアーティスト気質を連想しがちですが、日本の大学制度で建築は工学系に分類されており、アート的なデッサンやデザインの素養は求められません。理数系に強い人が建築学科を卒業します。明治時代の、工学を中心とした富国強兵制度の名残りといえます。建築系が美術学部に分類されているヨーロッパなどとの大きな違いです。
学生のほとんどは、行政や大手ゼネコンの構造設計部などに就職します。学生の中のごくごく一部が、アトリエ系事務所で修行した後に、独立して建築事務所を構えるのが現状です。日本の街並みが雑多で美しいとはいえず、大型建築物には常に海外にお手本のコピー元があってオリジナリティが欠如しているのは、建築科の工学系教育制度に問題があるのかもしれません。
三つの形態、一長一短























