随想タウンウオッチ(20) 不動産鑑定士横須賀博 空き地と家庭菜園
住宅新報 2015年9月8日 号 9面
空き家と似て非なるものに空き地がある。多くは駐車場として利用されているが、中には雑草が伸び放題で、空き缶の捨て場となった荒れた空き地もある。
南傾斜で段差があり、駐車場にするには造成工事が必要な空き地を見つけたのが私の後継者で不動産鑑定士のH君。公図と登記簿謄本を取り寄せ、所有者の住所氏名を確認し、その宅地(面積86m2)の無償管理と引き換えに、家庭菜園として利用させてもらうことの可否について手紙を書いた。住所氏名・職業と、生い茂った現場の写真を添えて送った。
返信によって、その土地は所有者の心のふるさとであり、それらの想い出から処分し難いこと。現在は何不自由なく大阪のマンションに住んでいること――などが判明した。そこで再度次のような手紙を発信した。























