随想タウンウオッチ(22) 不動産鑑定士横須賀博 新旧交代の町づくり
住宅新報 2015年9月22日 号 16面
私の住まいは世田谷上北沢三丁目にある。この地は関東大震災の翌年に造成、販売された分譲地で京王線沿線の分譲地としては最初と言われ、約100年を経過したことになる。分譲地は中央部に幅広い桜並木を配置し、そこから肋骨状に、葉脈のように区画道路が配置され、総面積は約10万m2(約3万坪)、区画数は約130で、一つの敷地は約660m2(約200坪)とされた。しかし、戦後の住宅不足や相続税の負担等を踏まえ、徐々に区画の細分化が進み、今日に至っている。
最近も羨ましいような邸宅が取り壊され、区指定の保存樹木までもが伐採されたが、その姿を見ると悲しく、寂しさが漂ったものだ。その後には小規模住宅が数棟建てられた。すべてが斬新な2階建て住宅の駐車場付きとなり、歴史を有する既存の住宅街に新鮮な光を与えている。
私の家の至近にも駐車場付き小規模住宅がつい最近完成し、若夫婦が2人の子供を連れて我が家を見ていた。























