日本不動産研究所<第50回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 北海道開業した北海道新幹線と沿線都市 函館と札幌で動き対照的
住宅新報 2016年5月24日 号 14面
地価への影響限定的
北海道新幹線が3月26日、開業した。各地で連日開業イベントが開催され、テレビからは函館出身の人気ロックバンドによる、新幹線のイメージソングが盛んに流れるなど大きな話題となった。しかしながら、新駅周辺や延伸予定市町村の地価に与える影響は限定的である。
16年地価公示における商業地価格の平均変動率は、札幌市で6.0%上昇、函館市で0.6%下落となった。札幌ではマンションをはじめとする旺盛な住宅需要と国内外観光客の増大に支えられ、3年連続での上昇となり、上昇幅も拡大した。一方、函館は下落幅こそ縮小したものの、新幹線開業に向けた不動産投資も一部地域に限られ、地価上昇とまではならなかった。























