東京都不動産のれん会 不動産業の「礎」築く その軌跡と貢献 (2) 公正、誠実な取引を推進
住宅新報 2016年11月1日 号 14面
東京都不動産のれん会はもともと、東京都千代田区と中央区の優良な不動産会社が中心となって、共同経営の株式会社としてスタートした特徴がある。
「不動産業を通じての信頼関係の構築」といった取り組みがモットーで、そのエリアを更に広げようと東京・新橋で事務所を構えたのが1960(昭和35)年。当時の会員数は26社だった。
当時は、国民所得倍増計画が閣議決定された時期。高度経済成長政策の推進前夜だ。現在の東京都不動産のれん会で前代表を務めた品田守敏氏は、「不動産の取引が、ようやく〝業〟として成り立ち始めた時期。更なる公正さ、誠実さを大切にし、信頼に基づく取引を行うべく発足したのが東京都不動産のれん会」と語る。更に、「専門知識もなく、悪質な事業者による不動産取引が戦後に横行していた時期、適切な法律の制定を望む声が方々から聞こえるようになった。その後、昭和27年に宅地建物取引業法が制定されることになるが、これに大きな役割を果たしたのが、その後に東京都不動産のれん会を結成した中心メンバーたちだった」と話す。
























