最近はあまり言われなくなりましたが、以前はニュース番組などでも「青図(あおず)を示す」「青図を描く」などと使われていました。要するに「計画案を見せる」という意味です。現在のようにPPCコピー機(以下PPC)が普及する前は、設計図は薄い和紙(鳥の子紙)やトレッシングペーパー(トレペ)に描いてジアゾ式複写機でコピーするのが普通でした。英語ではBlueprintと言います。
芳香族ジアゾニウム塩を含浸させた紙に、紫外線を当てると青いアゾ色素が遊離して、青く発色します。この紙の上に図面を書いた和紙やトレペを乗せて紫外線を当てると図の部分は白く、地の部分は青く発色し、青い紙に白い線で図面を書いたようになります。そのため、ジアゾ式複写機のコピーは青図や青焼き(あおやき)と呼ばれます。
現像プロセスではアンモニアの蒸気を使うため、「青焼き屋」の店先はいつもアンモニア臭が漂っていました。青焼き屋にコピーのために図面を持っていくと、設計が一段落するという安堵感がありました。
























