マンション供給最大手を形成する企業の一つである。4月1日付で3年務めた代表取締役副社長執行役員から社長に昇格。就任第一声は「ものづくりをしっかりやっていこう」。顧客の選別化が進む時代。「『ザ・パークハウス』をナンバーワンブランドに築き上げるために何をするか」と問いかけて導き出した結論だ。それは「11年に3社の住宅部門が統合。製販管一体の会社が発足した時の原点に立ち返る」ことでもある。
三菱地所グループは5月中旬、17年度を第一年度する新しい中期経営期計画を発表する。計画づくりの過程でも担当部門で「ものづくり」の大切さを訴えてきた。今後はその住宅事業部門の中核企業のトップとして、売上高で2500億円前後を確保しながら、「住宅バリューチェーンを厚く、しっかりしたものに強化していく」という役割を担う(事業環境などは4面に掲載)。社長就任とグループ新中計のスタートとがピタリと重なった。
また「働き方改革」では業界の先駆的企業の一つだが、これも4月から「加速させた」。女性の比率は全社員の4割、新入社員では5割と高い。「住宅の仕事は女性に向いているし、住宅を好きな人が集まった会社でもある。仕事の密度を濃くして余った時間を自分磨きに使おう。そうすれば深みが増し、一人一人が魅力的な人間になれる。それがまたものづくりに返ってくる」というわけだ。
























