この15年ほど、新規事業に携わる。360度全空間撮影対応カメラ「THETA(シータ)」がその一つだ。当初は「観光や飲食、ウエディングのシーンでの利用を想定していたが、最新技術に敏感な不動産会社が物件紹介の撮影で使い始めている」と、うれしい〝予想外〟に展開している。
斬新なアイデアは、そうそう発現されるものではない。多くは従来の技術など、何らかの組み合わせにある。その関係性と共通点をどのように見いだすのかが重要だが、「航海図があるわけでない。実際に旅立たないと景色は見えてこない。見えてきたら、修正しながら前へ進むのみ」。そこが、新しい挑戦への醍醐味、興味が尽きない理由だ。
その前提には、普段からモノの見方や考え方を養う必要がある。「野球と同じ。ホームランの打ち方を本で読み、人に聞くだけでは、実際には打てない。先人に教えをもらいながら、基礎となる地道な練習が結局はうまくなる秘訣」であり、知識の習得と合わせ、実践を一つ一つ積み上げる経験によって、その後のヒットを生み出す。
























