一般財団法人日本不動産研究所(7) 全国市街地の変遷 ――昭和の記憶から次代へ 島根県松江市カラコロエリアで〝らしさ〟追求 平成期の商店街空洞化にいち早く対応 歴史建築物を集客拠点に
住宅新報 2017年6月27日 号 14面
連載: 全国市街地の変遷
城下町で水の都
松江市は島根県の県庁所在地であり、人口は約20.4万人、宍道湖に接する水の都である。まちづくりは1611(慶長16)年の松江城築城によって形成された城下町に始まり、昭和の戦災を免れ、中心市街地には今も当時の町割りが残る。城下町らしい町並みを生かした観光スポットも多く、歴史文化と自然に恵まれた国際文化観光都市にも指定されている。
中心市街地は宍道湖と中海をつなぐ大橋川により南北に大きく区分され、川には現在5つの橋が架けられている。このうち松江大橋は最も歴史が古く、架け替えを繰り返して現在の橋が17代目となる。架橋当時、南北を結ぶ橋はこの木橋のみであったことから、南側に通じる白潟本町、天神町、竪町、北側に通じる末次本町、南殿町、北殿町で商業が発展し、近代化とともに各々の商店街の形成につながった。
























