一般財団法人日本不動産研究所(12) 全国市街地の変遷 ――昭和の記憶から次代へ 大阪市 新「大大阪時代」へ乗り越えるべき課題 昭和恐慌からの長期低迷、脱却の機運 グルメ文化に再開発も
住宅新報 2017年8月8日 号 16面
連載: 全国市街地の変遷
大大阪時代
大大阪時代とは大阪市が大正後期から昭和初期にかけて繁栄を迎えた黄金期をいう。江戸時代は「天下の台所」と言われ、中之島・堂島には諸藩の年貢米を貯蔵する蔵屋敷と豪商の屋敷が集まり西日本の経済の中心として繁栄した。年貢米は船で運ぶため多くの水路と橋が設けられ、大阪は別名、江戸の「八百八町」に対し「八百八橋」と呼ばれていた。
ところが、明治政府が進める諸政策の推進が原因で大阪経済は大きな打撃を受け、その地位は低下した。しかし五代友厚、第7代大阪市長・関一(せき・はじめ)の登場で再度繁栄期を迎える。この時期を大大阪時代という。























