一般財団法人日本不動産研究所(6) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 奈良県田原本町 唐古・鍵遺跡史跡公園と道の駅のコラボ 相乗効果狙う県内初施設
住宅新報 2018年6月12日 号 12面
弥生時代の環濠集落
田原本町は奈良県北西部の大和平野地域のほぼ中央部に位置し、面積は21.09平方キロで、南側は橿原市に隣接する。この田原本町に今から2000年前、日本最大級のムラがあった。50畳分の面積がある建物が建ち、日本各地からの人との交流とともに、物産が運ばれてくる拠点的なムラだったことが分かっている。これが唐古・鍵遺跡である。
唐古・鍵遺跡は弥生時代を代表する大規模な環濠集落遺跡として、99年に国史跡に指定され整備が進んでいた。そして18年4月、弥生時代の風景・生活を実感・体験できる「唐古・鍵遺跡史跡公園」が開園した。公園面積約10.2万m2、主な施設として遺構展示情報館、屋外展示施設(大型建物の立柱・環濠)、復元楼閣がある。その他、環濠を復元した多重環濠エリア、弥生時代の植生に則した樹木を植えて当時の林を再現した弥生の森エリア、イベントなどができる生活体験広場、トイレ、東屋も設けられている。遺構展示情報館内では発掘調査を再現し、古代遺跡ファンには魅力的な施設である。
























