30年の住宅市場を予測(下) 野村総合研究所 どうなる大工不足問題 現場生産性の飛躍的向上を
住宅新報 2018年9月4日 号 5面
減少と高齢化が進行
我が国の大工人数は長期的に減少傾向にある。85年には81万人であったが、15年にはその半数以下の35万人まで減少した。そして15年の大工人数のうち、約4割を60歳以上が占めている。現在の大工業界では、職人数の減少と高齢化が同時に進行している。
大工人数の推移を注意深く見てみると、実は10年から15年にかけては、減少速度がやや緩やかになっている。年代別に見ると、特に60歳以上の減少速度が緩やかになっている。東日本大震災の復興工事や景気拡大による工事需要の急増が、60歳以上の大工が引退することを〝踏みとどまらせた〟のだと推測できる。
























