地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (66) 外国人材が地域に新風を起こす(3) 温泉街と旅館に魅せられ、後継者に
住宅新報 2018年10月9日 号 3面

亀清旅館の玄関は開放感があり、モダンな設計だ
青い目の旦那が登場
タイラー氏と初めての出会いは、11年の東日本大震災の数か月後。風評被害による観光客の激減で長野県の宿業界が、インバウンド業界関係者を招いた商談会を松本で開催した際に、彼が司会進行をされていた。身長が2メートルもあり、宿の作務衣に頭に手ぬぐいをまいて、日本語が上手だ。
聞くと、同県千曲市の戸倉上山田温泉の亀清旅館の旦那だという。もともとはアメリカのシアトルで金融関係の仕事をしていた。日本人の奥様が同旅館の一人娘で、当初、先代は廃業し、建物を解体する予定だった。しかし、それはもったいないと思ったタイラー氏が、05年に家族でシアトルから移住して継ぐことにしたそうだ。






















