地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (69) 日本の城はエキゾチックだ(1) 外国人が大分・杵築の城下町を着物で歩く
住宅新報 2018年10月30日 号 3面

杵築の北台武家屋敷通りは、江戸時代さながらの風情だ
着物が似合う
大分県の杵築市は、国東半島にある城下町だ。石畳の坂道、武家屋敷、海に突き出た本丸など、江戸時代にタイムスリップしたような魅力がある。ところが、5年前に立ち寄った際には、旅行者が少なく、閑散としたイメージだった。そのときは、両親を連れての旅だったので、のんびりして良かったのだが、ここ最近は、外国人客を含めて、日本人観光客が大幅に増加したという。
それは、「着物が似合うまち」をテーマに、この地を訪れる人々に江戸の雰囲気を味わってもらおうと、杵築市観光協会が11年4月に「きものレンタル和楽庵」をオープンさせ、希望者に着物の貸し出しと着付けサービスを始めたことに起因する。きっかけは、09年にNPO法人「きものを着る習慣をつくる協議会」が選ぶ「きものが似合う歴史的町並み」に全国で初めて認定され、観光に生かそうと動き出したからだ。江戸時代の風情が残る杵築市は、着物との相性が良い。























