一般財団法人日本不動産研究所(38) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 大分市 外国宿泊客数が急増 豊富な南蛮文化の史跡群 市街地の回遊性高まる
住宅新報 2019年2月5日 号 12面
17年の宿泊旅行統計調査では、大分県内の外国宿泊客数の伸び率は67.7%と全国トップだった。有名な温泉観光地である別府や湯布院の影響が大きい。一方、県庁所在地の大分市では、我が国最大のニホンザル群生息地である高崎山自然動物園と水族館「うみたまご」が有名だが、それも別府市に所在すると思っている人も多く、観光地としての認知度は低い。
大分市街地中心部のJR大分駅および周辺地域では、県・市・JR九州による、百年に一度の大事業「大分駅周辺総合整備事業」が完了し、15年4月にはJR大分駅北口で商業施設やホテル等を有する新大分駅ビル「JRおおいたシティ」が開業した。
その駅前広場には二体の銅像が建っている。一体はフランシスコ・ザビエル、もう一体は大友宗麟である。フランシスコ・ザビエルは、歴史の教科書で鹿児島県へ上陸したことは有名だが、当時の豊後国に招かれ、キリスト教の布教活動を行った。その彼を招いたのが大友宗麟で、室町時代後期に豊後、豊前、筑前、筑後、肥前、肥後を支配した。南蛮貿易やキリスト教の保護のほか、自らもキリシタン大名となり、豊後府内(現大分市)は、国際貿易で栄えた。
























