今回より、物流不動産ビジネスを実践する企業の事例をご紹介します。初回は大阪に本社を置く大倉の木村文俊社長です。木村社長とは20年来のお付き合いとなります。
大倉の創立は1973年、トラックを持たない運送会社としてスタートすると同時に、物流総合商社という革新的なビジネススタイルを打ち立てました。1978年には運輸事業部と同時に、マテハン事業部を開設。第二次石油ショックによる企業の合理化ニーズをつかみ、急速に業績を伸ばしていきました。
不動産事業に進出したのは1979年。倉庫サブリースの旺盛なニーズへの対応や、倉庫の自社保有や売却を希望するオーナーへの仲介も開始しましたが、木村社長に立ちふさがったのは、倉庫情報のオープン化でした。そこで木村社長は「物流情報センター」というセクションを立ち上げ、つながりがある企業との情報交換を開始しました。大学教授を招へいしてセミナーも開催するなど活発な活動を行いましたが、人的交流のみでは限界があった、と木村社長は話します。























