マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ ザ・パークハウス津田沼奏の杜【後編】(2) 千葉県 習志野市 多彩な防災イベント 共助の輪を広げる
住宅新報 2019年5月28日 号 17面
連載: マン活に励む管理組合

講演では津波直後の避難所の様子が語られた
山田さんは石巻で被災し、避難所で医療スタッフと避難者たちのパイプ役を担った経験を持つ方。地震が発生した後どうやって避難をしたか、津波直後の避難所はどんな様子だったかなどを臨場感たっぷりに話してくれました。特に地震発生以前に考えていた「何を持って逃げるか」の話は興味深く、お母様は、隣り近所に住む親戚を意識してご主人の形見を、人工透析が必要なお兄様はお薬手帳と薬を、といったように、「とにかく津波から急いで逃げるため、身軽に持てて本当に必要なものだけ」と考えていたそうです。その土地や地域の特性、また家族の状況などによって備えはそれぞれだということを実感したお話でした。
さて、実際に地震が起きた際、備えていたものを持って家族と共に避難場所へ移動し、ある程度は想定通りに動けた山田さんですが、想定外だったこともあるといいます。それが津波です。「津波だー!」という誰かの叫び声に川のほうを振り返ると、あり得ない場所に水しぶきが上がっていた、と山田さん。間一髪逃げ延びましたが、その時まで「本当に津波が来る」ということを現実的には捉えていなかったことに気付かされたそうです。
この講演では、ただお話を聞くだけでなく、簡単なワークショップも同時に行われました。それは、お話を聞く前に現時点でやっている災害への備えをそれぞれがワークシートに書き込み、講演を聞いた後で新たにどんなことを考えたか、どんな備えをしようと思ったか、などをみんなで話し合うというもの。山田さんのお話を受けて、みんなそれぞれに思うところがあったようです。























