幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇48 新・家族主義 (下) 〝共同作業〟への郷愁に賭ける
住宅新報 2019年6月18日 号 11面
連載: 幸福論的「住宅論」

老若男女が暮らす「多世代共生型」シェアハウス。右から2人目が山本久雄会長(写真提供=日本シェアハウス協会)
戦後の家督制度廃止で、日本では「家族」の意味が大きく変わった。父親(戸主)を筆頭にした縦の関係から、家族内の個人はすべて平等で自由つまり横の関係になった。基本的人権の台頭である。
消えゆく〝先祖〟
その結果、核家族化が急速に進み、先祖との関係も希薄化していった。団塊世代がこの世を去る頃には、お墓を守る思想も形態も一変しているのではないか。〝先祖代々〟という言葉が一般家庭から消え去っていることは確かだろう。























