マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ ザ・ハウス港北綱島【前編】 神奈川県横浜市 豊かな緑を取り戻す 植栽の計画的取り組み
住宅新報 2020年1月28日 号 13面
連載: マン活に励む管理組合
東急東横線綱島駅を最寄り駅とする「ザ・ハウス港北綱島」。竣工から9年目を迎える総戸数487戸の大規模マンションです。ゆったりとした敷地に中庭を囲むような形で4棟の建物が並び、エントランスと中庭には青々とした芝生が茂る、緑豊かな敷地があることが自慢でした。しかし、数年経ってその緑に異変が目立つようになりました。芝生は剥がれて土が見えるようになり、植栽の一部には人が踏みならした跡ができてしまったのです。
「入居後の早い段階で、当時の管理組合が〝芝生に入って遊んでもいい〟と決めたことの影響が大きいと思う」と言うのは理事長の斎藤さん。未就学児や小学生の多いファミリータイプのマンションだけに、芝生を立ち入り禁止にするという決断が難しかったのは分かる気もします。しかし、それを受けて子供たちが芝生でボール遊びをしたり、水遊びをしたりしているうちに、どんどん芝生が傷んでいきました。また、花壇には囲いがなかったため、人通りの多い場所にある花壇は近道をするためか人が踏みならし、獣道のように跡がついてしまいました。
そのうち、1階に住む住人などから「土埃(つちぼこり)が洗濯物に飛んでくる」「泥のついた靴で共用廊下を歩かれて困る」というようなクレームが入るようになります。きれいだった芝生は今やすっかり土の広場になり、「緑が豊かな環境を気に入って、このマンションを買ったのに……」という声も聞かれるようになりました。20名いる理事の中には、植栽担当が毎年2名ほどいましたが、そもそも1年ごとに変わる理事では、長期的な視野に立った植栽計画を立て難いという問題があります。植栽管理の業者も何度か替えてみましたが、うまく軌道に乗らなかったそうです。
























