幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 84/100 プラウド「世界一の時間へ」 「客観」よりも「主観」の時代
住宅新報 2020年3月24日 号 23面
連載: 幸福論的「住宅論」
野村不動産の住宅ブランド「プラウド」。テレビCMのキャッチコピーは「仕事も、家族も、自分も、これから。ここが私の最高のスタート。この家と、先にいく。世界一の時間へ」。
少し前までは「世界一の時間へ」だけだったように思う。世界のどこよりも心地よい時間が家の中に流れているというイメージだ。もちろん、具体的な場所と比較しているわけではない。
そもそも、心地よさや幸福感は主観的なものだから客観的に比較することなどできない。自分が心地よいと感じられればそれでいいのだ。ただ日本では、主観的価値観に対しては冷ややかな見方をすることが多い。そのせいか自ら「これは個人的見解ですが」と注釈をつけたり、「それは君の主観的見解に過ぎない」と批判したりする。
























