幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 94/100 〝コロナ新時代〟への憧憬 面白くなる予感
住宅新報 2020年6月2日 号 11面
連載: 幸福論的「住宅論」

これからは、住まいづくりにも〝自然との共生〟が重要なテーマになる(茨城県つくば市の「春風台」)
コロナ危機を乗り越えた後に、コロナ前とは価値観を異にする社会〝コロナ新時代〟は本当に来るのだろうか。不動産業がどう変わるのか、あるいは変わらないのかについても、識者の間で見解は異なっている(「識者に聞くアフターコロナ」を5面に随時掲載中)。
懐疑派の根拠は、「どんな災禍も日が経てば忘れていく」という人間の習性である。それに対し、新時代到来派は、今回の新型コロナのような新種のウイルスはこれからも頻繁に出現すると指摘する。その理由として挙げるのが地球温暖化に象徴される地球環境の破壊だ。人間は地球の一生物種に過ぎないが、その傲慢さによる自然破壊が続く限り、何万年も前の永久凍土や伐採された森林の奥地から人類がまだ知らないウイルスが出現し続けると警告する。
バランス志向























