マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ ワコー王子マンション【前編】 東京都北区 理事たちが「五役会」立ち上げ 居住者の問題意識高く
住宅新報 2020年9月1日 号 11面
連載: マン活に励む管理組合

マンション外観
「ワコー王子マンション」は、JR王子駅から徒歩10分、総戸数173戸で築40年を超えたマンションです。役員は1年交代の輪番制なので、引き継ぎが難しい、マンション管理の運営そのものや知識が継続されない、といった課題を持っていました。そこで、管理や修繕について問題意識を持った当時の理事5人が集まり、「五役会」という常設の会を立ち上げたのです。
もともと居住者たちの問題意識は高く、理事会の1週間前に理事が議題を持ち寄り、管理会社と精査して議題に上げる、ということを繰り返してきました。つまり、居住しているマンションについての問題点を発見して、課題を解決していこうとする人が理事として選任されていたのです。
五役会立ち上げのきっかけとなったのは、竣工10年目の1回目の大規模修繕について検討していたときでした。修繕計画は、管理会社が主導して策定。当初、理事会では管理会社に任せておけば大丈夫だと考えていたそうです。しかし、管理会社からの計画案は思ったよりも修繕費用が掛かることが分かりました。相見積もりを取り、管理会社と交渉もしましたが、「構造や設備についてよく分かっている会社に任せたほうがいいのでは」という所有者の声もあり、結局、1回目の大規模修繕工事は管理会社が主導したプランのまま着工。予算がオーバーすることとなり、不足費用は理事個人が保証人となり借り入れをするしかありませんでした。






















