大都市の要件は、そこが観光都市であることですが、そういう意味では東京や大阪は消費の中心ではあっても、観光都市とは言い難いかも知れません。というのも、これは私の尺度で異論もあると思いますが、リバークルーズが充実しているかどうかが観光都市か否かの分かれ目だと考えるからです。
例えば大都市であるロンドンやパリはテムズ河、セーヌ河が都市の中心を流れ、街並みや景観を楽しめるリバークルーズが非常に充実しています。短時間コースから豪華なディナー付きの長時間コースまで、プログラムも豊富。他の中規模程度の西欧都市、例えばベルリンやフランクフルト、コペンハーゲン、アムステルダムなども充実したリバークルーズが楽しめます。
私は初めて訪れる都市に行ったときは、まずは〝くだらない〟とも思えるようなチープな市内観光バスに乗って街の概要を把握します。これはチープであればあるほど、メインのスポットしか回りませんので、イメージ掌握には適しています。次に塔や丘などできるだけ高い場所に登り、街のシンボルとなる建物や公園の位置を確認して自分なりの街のイメージをつかみ、最後、リバークルーズに乗船して街の軸となる河と景観の一致をはかり、その街のイメージを完成させます。多くの西欧都市は河を中心軸として生まれ発展していますので、リバークルーズはその街を理解するには非常に有効な手段なのです。























