点検 不動産利活用 持続可能社会への取り組み 一般財団法人 日本不動産研究所 第24回 「新たな働き方」の可能性を提供する 鹿児島県錦江町 廃校をサテライトオフィスに
住宅新報 2020年10月27日 号 12面
連載: 点検 不動産利活用
人口減少に伴い廃校となった小学校の校舎をリノベーションし、サテライトオフィスとして活用し企業を誘致しようとする取り組みが、鹿児島県錦江町で行われている。
錦江町は、鹿児島県の大隅半島西部に位置する人口約7200人の海と山に囲まれた自然豊かな小さな町である。大隅半島有数の景勝地である神川大滝でマイナスイオンを浴び、町の名産ヒラマサの刺身を食べ、錦江湾から見える夕焼けを眺めたら、都会の喧騒で疲れた心身のリフレッシュは間違いなしであろう。
その錦江町は、急速な人口減少および少子高齢化に悩まされており、国立社会保障・人口問題研究所の人口推計を用いた推計によると、現在の総人口約7200人は、35(令和17)年には5000人を割り込み、60(令和42)年には、約1800人まで減少すると推計されている。人口減少の原因としては、主要産業である農業等の第一次産業の衰退のほか、立地企業が少なく雇用の選択が限られていることが挙げられており、その結果生産年齢人口の減少が課題となっている。























