マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ 昭島つつじが丘ハイツ北住宅団地(前編) 東京都昭島市 災害時の死者ゼロへ ネットワーク形成
住宅新報 2020年11月10日 号 13面
連載: マン活に励む管理組合
みなさんは、「防災」と聞いてまず何を思い浮かべますか? 食料品の備蓄、防災リュックの準備、避難訓練……。何より防災とは「避難すること」と考える人が多いと思います。しかし、そんな「逃げる防災」ではなく、死者ゼロを目指した「いのちを守る防災」を提唱しているマンションがあります。東京都昭島市の「昭島つつじが丘ハイツ北住宅団地」です。
昭島つつじが丘ハイツ北住宅団地は、JR青梅線昭島駅徒歩10分ほどの場所にある、団地型マンションです。計14棟、1397世帯の規模で、38年前の入居当初から住み続けている人も多いため、65歳以上の高齢者が45%以上を占めています。
この団地が最も力を入れているのが〝防災〟です。きっかけは95年に起きた阪神・淡路大震災。堅牢なはずのマンションが、簡単に崩れたり傾いたりするのを目の当たりにし、当時理事をしていた宮田さん(現理事長)は衝撃を受けたそうです。「これは人ごとではない。早急に私たちも対策をとるべきだと思いました。震災で行政などと連携して復興していく様子を見て感じたのは、災害への備えを強化するには管理組合だけでは難しいということ。平時から昭島市や関係団体、周辺地域との連携が必要であると判断し、早速、翌年に自治会を発足させたのです」と宮田さんは言います。























