この地上において今 住まいが未来を語り始めた ◇16 住宅評論家 本多信博 明海大・朽方勇祐氏への返信 住まいを幸福の場にする技術
住宅新報 2020年11月10日 号 13面

美しい日本庭園も、見る人によって心象は異なる。結局個々の人間が見ているものは〝自分〟というフィルターを通した光景でしかない。その事実に悩むより、自分の価値観のもと、人間関係をデザインする楽しみこそ発見すべきである
前回、「住まいには人を幸せにする大きな力がある」と書いたが、それは、住まいは生まれたばかりの人間にとっては、最初に体験する最も内部的な〝外部環境〟であるという事実と関係している。
つまり住まいは人間にとって雨風から体を守るハードの存在であると同時に、本質的には極めて感覚的で、〝二番目の皮膚〟ともいうべき存在でもあるからだ。
幸福との関係























