点検 不動産利活用 持続可能社会への取り組み 一般財団法人 日本不動産研究所 第33回 高齢化率50%超の町が取り組むSDGs 徳島県上勝町 リサイクル率80%超を達成
住宅新報 2021年1月5日 号 18面
連載: 点検 不動産利活用
葉っぱビジネスは知られているだろうか。この葉っぱビジネスは「いろどり」と言われる日本料理に添える季節の葉っぱや花、山菜などを栽培、出荷、販売等を行うビジネスで、高齢者や女性により支えられている徳島県上勝町の主力産業だ。18(平成30)年7月に発行された「上勝町SDGs未来都市計画」によると、約200件の農家が葉っぱビジネスを営んでおり、年間売り上げは約2億6000万円になるそうだ。
今回は上勝町が実施しているSDGsの取り組みについて紹介する。
上勝町は、町の約90%が山林で囲まれていることから、1950年代までは林業が盛んな地域だった。最盛期には6000人以上が暮らしていたが、外国産木材の輸入による影響を受け、林業は急激に衰退。その打開策として、1960年代頃からミカン栽培に取り組んだものの、1981年の大寒波で町内のミカンの木が全滅。新たな産業の創出に向けた取り組みを模索する中で、上記「いろどり」ビジネスを農家4件、売り上げ100万円からスタートしたという。現在の上勝町の人口は1501人と四国で一番少なく、県内一高齢化(高齢化率約52.83%)が進行している(人口、高齢化率とも20年12月時点)。























