ETS、サンリット社の共同事業 太陽光発電と生態系育成を両立 自治体などにサービス提案
住宅新報 2021年6月22日 号 3面
電力事業を展開するETSホールディングス(東京都豊島区、加藤慎章社長)と、京都大学発のベンチャー企業であるサンリット・シードリングス(京都市左京区、小野曜CEO)は6月16日、太陽光発電所敷地における生態系の回復・育成事業を開始すると発表した。発電と生態系づくりの両立を目指す国内初の事業となる。
新事業はETSが太陽光発電所設備の設計・施工・管理運営を行い、植物と微生物との共生ネットワークの社会実装を目指しているサンリット社が発電所敷地の土壌を解析し、発電効率を維持したまま生態系を育成する方法やデザインを行う。効果として(1)生物多様性の向上、(2)難易度の高い太陽光パネル下での農作物栽培、(3)降雨時の保水力向上、(4)未来の生態系のための土づくり――を見込む。
サービス提供は(1)発電所建設候補地の調査・分析、試料の採取、(2)試料のDNA分析、(3)土づくりや植物育成の内容や方法を決定、(4)発電事業終了後を見据えた生態系の構築・管理――の流れとなる。フルパッケージのほかに個別の分析などの提供も想定。料金体系は初期費用を抑え、維持管理におけるマネジメント費をメインとする考え。今年中に1件のサービス提供が目標となる。























