TIS・関西電力 車両を〝走る蓄電池〟に 再エネ新取引の形態開発
住宅新報 2021年10月26日 号 8面

再生エネルギーとブロックチェーンにより「環境価値移転管理システム」のイメージ図
地球環境の負荷低減の観点で、大規模集中電源に依存したエネルギー供給システムからの脱却が注目されている。地域単位の、一定規模のエリア内でエネルギーを融通する「地産地消」の仕組みを構築するなど、再生エネルギー活用のニーズが高まっている。
TISは、関西電力からの支援依頼を受け、実証実験の核となるブロックチェーン技術を活用した「環境価値移転管理システム」を開発し、実証実験に提供した。車や通信に関わる総合的な技術を生かしており、再生エネルギー由来の「電気」と共に、二酸化炭素を排出しない観点の「環境価値」を一緒に移管できる仕組みを具現化させている。
TISは、協力を得た一般消費者の自宅の太陽光設備で発電した再生可能エネルギー由来の「余剰電力」を充電させたEV(電気自動車)を「走る蓄電池」とした。その蓄えた電気を商業施設の敷地内に設置した充放電器に放電して移管する仕組みとなる。IoT機器で計測した太陽光の「発電量」と電気自動車の「充放電量」をブロックチェーンに記録する「環境価値移転管理システム」に加えて、利用者がそれらを閲覧できるようにウェブアプリケーションも試作した。























