開発・整備事業が進む熊本城周辺 中心商業地の機能向上へ 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第24回 熊本市
住宅新報 2021年10月26日 号 14面
連載: ニューノーマル最前線
熊本県には、阿蘇や天草などに代表される、心の支えとなる風景があるが、都市にもそのような施設が存在する。熊本城が代表である。熊本城は、加藤清正が1607(慶長12)年に完成させた名城である。天守閣は西南戦争で焼失し、1960年に鉄骨鉄筋コンクリート造で再建された。その後、16年熊本地震の影響により、甚大な被害が生じ、復旧作業が続いている。
現在、天守閣の復旧工事は完了し、4月より内部公開を行っていたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、熊本県もまん延防止等重点措置が適用されたこともあり、当該公開は休止された。また、城内の堀など、地震の被害が生々しく残っている箇所もあり、全体の復旧完了は37年度を予定している。
熊本市は、熊本城の城下町として発展してきた。上記の通りこれまでに数々の災害に見舞われてきたが、幾度も復旧により、今なお雄大な姿で、市民を見守っている。熊本城周辺にはアーケード街からなる中心商業地が存し、南西側にバスターミナル・商業施設の「サクラマチクマモト」を有する大規模複合施設が19年に完成した。
























