「天神ビッグバン」が進行するオフィス街と屋台文化 都心で共存する福岡の顔 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第28回 福岡市
住宅新報 2021年11月23日 号 18面
連載: ニューノーマル最前線
福岡市のビジネスゾーンは、おおむね「天神地区」「博多駅前地区」「博多駅東・駅南地区」「祇園・呉服町地区」「赤坂・大名地区」および「薬院・渡辺通り地区」の6つに区分される。その中で随一のオフィス街である天神地区において「天神ビッグバン」という構想が始動している。
当該構想は、渡辺通りと明治通りが交差する天神交差点から半径約500メートル(約80ヘクタール)を対象に福岡市主導で行われている。国家戦略地区「グローバル創業・雇用創出特区」に指定されている福岡市が、「航空法の高さ制限エリア単位の特例承認」を受け、高さ制限の規制緩和による容積率の緩和や駐車場施設の見直し、および更なるインセンティブ制度「天神BBB(天神ビッグバンボーナス)」等により、老朽化したビルや施設の集約・建て替えを誘導し、アジアの拠点都市としての活性化を目指す構想である。現在、天神ビッグバンエリア(参照図)では、計画が進行中で、そのうち福岡地所が手掛けた「天神ビジネスセンター」が21年9月末に竣工した。
天神地区は、これまで老朽化したオフィスビル等が比較的多かったが、天神ビッグバン構想により、今後アジアのゲートウェイである福岡市のビジネス街の顔としてその存在価値を更に高めていくと思料する。
























