スマートシティ構築に取り組む県庁所在地 着々と進む情報技術革命 一般財団法人日本不動産研究所 ニューノーマル最前線 不動産の〝変〟と〝不変〟 第32回 山口市
住宅新報 2021年12月21日 号 16面
連載: ニューノーマル最前線
山口市は全国県庁所在地の中で人口(人口密度)は最下位レベルであり、山陽本線が市内を通っていなかったことで、明治以後も発展が遅く戦災もなく、中世そのままの街路が今にその面影を残す。
1969年、山口市の中北部、仁保津地区に世界最大級の「衛星通信所」が開設された。21年7月、山口衛星通信所開設から60年近い時を経たコロナ禍中、山口市の新山口駅(旧小郡町の旧小郡駅)在来線口西に山口市産業交流拠点施設として「KDDI維新ホール」がグランドオープンした。県内最大級の可変型ホールのほか、大小12の会議室等から構成される5G(第5世代移動通信システム)が使える施設の誕生である。
また同年9月、KDDIはアメリカの宇宙開発ベンチャー企業、イーロン・マスク氏(テスラ社等の創業者で世界1、2を競うビリオネア)率いる「スペースX」と業務提携を行った。光ファイバーを通すのが困難な、散在農家地域・山間部・離島でもネットが快適に使えるようにするため、KDDIは「山口衛星通信所」にスペースX用の衛星専用無線局を新設し、22年には衛星経由でデータをやり取りする。
























