22年業界展望 飛躍へ正念場の年
住宅新報 2022年1月4日 号 1面

着工した「日本橋一丁目中地区」
DXが新たな出発点
DXで目指す姿は、最新のITツールを駆使して不動産業務の効率化や生産性を向上させる。その上で、住まいづくりや部屋探しのユーザーに新たな「体験」や「価値」を提供すること。DXの言葉自体はもはや一般化してきた。しかし、ITツールの導入やその活用人材の不足感が企業の課題に挙がっている。
新卒で初出勤した当時の慣れない道順や、駅の乗り換え経路は、毎日の通勤で自然と体が覚えてしまう。自分の位置、目標の場所が分かってくるから方向音痴にならず、特別に意識することなく行き着く。DXに向けた導入部のITツールの活用もこれと同様で、使い慣れること。まずは、自社や業務の目指したい姿を定め、煩雑な業務の課題を見直して現状を知ることから始める。ITツールに苦手意識を持つ人は少なくない。ただ、テレワークや商談でテレビ会議システムが普及し、リアルをデジタルに置き換えたように、結局はツール(道具)でしかない。そもそも使いづらいツールは、また使いこなせない企業も早晩、淘汰(とうた)されていく。























