<1面から続き> 人も猫も暮らしやすくリノベ 「最大公約数」外す試み
住宅新報 2022年10月25日 号 5面

リヒトの物件では、脱走防止のため猫には開けにくいサムターン取手のゲートを設置(物件HPより)
リヒトが今回手掛けた物件は獣医師の監修の下、床や壁などの素材のほか、脱走防止の玄関ドアといった設備面だけでなく、猫の動線にも配慮した空間を設計。同時に、人間にとっても暮らしやすいよう、間取りや採光などにも配慮を重ねた。
こうした〝人間も猫も暮らしやすい〟マンションは希少で、「我々が実現しようとしている水準の物件は、市場にほぼ全くと言ってよいほど見当たらない」と進立範社長は断言する。その理由として「不動産業界の傾向として、最大公約数的で多くの人に受け入れられる、ある意味無難な物件が主流となりやすい」との見解を述べると共に、「ペット飼育世帯の増加に対して供給は追いついておらず、マーケットの成長余地は大きい。我々は、こだわりを持ってこうした住まいを求めるエンドユーザーに、希望の物件が届く流通を実現できる」と勝算を見いだす。今後については、「〝犬共生型〟に適した1棟物件のほか、ペット向けをコンセプトとしたリノベ工事や仲介など事業領域の多角化と併せて、展開エリアの拡大も目指す」と方針を語る。
同物件は都営新宿線菊川駅から徒歩2分の立地で、築40年の11階建てマンションの1戸にフルリノベーションを施した物件。間取りは1LDK(約49m2)で、販売価格は3590万円。























