「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第15回 戸建て賃貸のデメリットとリスク
住宅新報 2022年12月20日 号 14面

前回のコラムでは2週にわたって戸建て賃貸の優位性やメリットを述べた。今回はオーナーや管理会社にとってのデメリットやリスクについて、複数の戸建て賃貸を管理してきた経験からお伝えしたい。
まずは入居者目線のお話だが、前回は戸建て賃貸のメリットで、集合住宅のような上階の足音や隣室の騒音に悩まされることはないということを書いた。しかし、一般的な戸建ては木造であることが多く、道路に面していれば車の音は集合住宅以上に聞こえる。物件によってはトラックが通るたびに振動するものもある。閑静な住宅街であっても目の前を人が話しながら歩くとそれもやはり聞こえてくる。これは逆に戸建ての室内で大きな声で話していると通りに聞こえるということでもある。戸建ては戸建てなりの音の問題があるということである。
戸建てだと外からの目線も集合住宅より直接的になる。管理する戸建てに南道路で南向きの日当たりの良いものがあるが、塀が低いため通りからはリビングが丸見えになる。その対策として植栽を植えて外からの視線を遮り、入居者のプライバシーを保っているものがある。






















