物流不動産ビジネス ケーススタディ 投資対象としての物流不動産 倉庫ドクター・コンサルの現場から 第11回 イーソーコ総合研究所 代表取締役 出村亜希子
住宅新報 2023年2月14日 号 3面

小口投資が可能で、気軽に投資できることから人気のJ-リート(不動産投資信託)。コロナ禍で物流不動産リートが一躍脚光を浴びました。ホテルや商業施設、オフィスといった他のアセットタイプが苦戦する中、巣ごもり需要などによるECの拡大を背景に、投資先として人気が集まったのです。現在は一転して軟調ですが、それでも大型物流不動産の新規供給は続いており、底堅い需要から、今後もマーケットの拡大が見込まれ、手堅い投資銘柄の一つとして存在感を維持することでしょう。
現物不動産投資においても、物流不動産の選択事例は増えています。以前から不動産投資のジャンルとして存在していましたが、一般になじみが薄く、目利きや客付けなども特殊と見られたため、一般の投資家からは〝リスクが見えづらい〟と敬遠されていたようです。近年、投資対象として物流不動産の理解の広がりを実感しています。
あるとき、川崎市内にある自動ラック倉庫について、客付け及び有効活用の相談がありました。ラック倉庫は規格化された荷物専用に設計されており、多様な荷物に対応できない欠点があります。当社で検討した結果、客付けは難しいと判断。特殊仕様となっているラック部分を普通倉庫へ改修する提案をしました。























