「令和時代の賃貸ビジネス」~コンサルタント沖野元の視点~ 第22回 複数あるホームステージングの手法
住宅新報 2023年3月28日 号 24面

前回、日本にホームステージングが入ってくる2013年よりも前にそれに似たドレスアップという手法で空室対策をしていたA氏のことを書いた。同様なことを同じ時期に趣向を変えてやっていたのがB氏だ。B氏のやり方は自分のセンスで選んだアンティーク風の家具や小物を飾り付けるものだった。
B氏のステージングされた物件を2度ほど見学させてもらったことがある。B氏独特のセンスで飾られた部屋は洒脱(しゃだつ)で印象に残るものだった。ステージングと同時にアクセントクロスも採用していたので、どこにもない部屋がそこにあった。一度でもこの部屋を見たお客様は忘れられないだろう。実際、その後程なくして空室は埋まったと聞いた。決まった後は当然家具などを撤去しなければならない。B氏はテーブル等の大型家具やインテリア小物を自分で軽トラに乗せて倉庫に運び出す。地主系大家のB氏だからこそできることである。
では地主のように大型家具が置ける倉庫を持っていない大家はどうすればよいのか。一つは前回紹介したA氏のようにインテリア小物のみでステージングすること。これはセンスが問われるところはあるが、上手な人をまねることで上達する。もう一つの方法はホームステージャーにステージングを依頼することである。






















