創刊75周年 ~残せる器~空き家 追跡 ジェクトワン「アキサポ」 20年放置を美容室に 空き家解消で実績200件
住宅新報 2023年4月18日 号 2面
空き家活用事業「アキサポ」を展開する不動産会社、ジェクトワン(東京都渋谷区、大河幹男社長=9面関連記事)。「空き家を減らしたい」との思いで7年前にスタートし、これまでに空き家問題の解決につながった実績は200件に上る。所有者から借り上げた空き家を、同社負担でリノベーション工事を行った上で新たな賃借人に一定期間賃貸する事業だ。空き店舗を地元の人が集まるシェアキッチンに再生したり、戸建て住宅をシェアハウスに改修したり、その活用方法は様々。最近では、20年間放置されたままで、「特定空き家」認定寸前の空き家を、美容室として生まれ変わらせたケースもある。
自治体から通知
場所は東京都品川区。対象物件は、築年数不明の木造2階建て。以前は所有者の親族が住居兼店舗として利用していたが、廃業・相続に伴い約20年間空き家として放置されていた。そのため、建物の外壁が半分なくなり、また玄関サッシは割れ、建物は傾いていた。不法投棄などもされてしまう状態で、加えて品川区からは「このまま放置すれば特定空き家に認定される」旨の通知を受けていた。
























