古民家宿の物語 日本全国リノベーション (36) 島根県邑南町「日貫一日」(下) 日貫地区、集落全体でのおもてなし
住宅新報 2023年5月9日 号 11面

フロントになっている「一揖」の外観。隣が寺の階段
地域内にフロント機能
日貫一日は、一軒の古民家宿ではなく、集落をまるごと宿と見立てており、その一つが安田邸だ。大阪の設計士もコンセプト決めから関わり、17年に建物のリノベーションを開始した。翌年の工事終了後、まずは地域の人に「泊まりませんか」と声をかけ、モニター宿泊を半年にわたって実施した後、本格稼働した。
一棟貸し宿ではあるが、セルフチェックインではなく、フロントから建物へ案内したいと、フロントの役割を持つ別棟「一揖(いちゆう)」を建建てた。一揖とは、神社に入る際に鳥居で一礼することをいう。まさに日貫滞在の始まりの一礼ということだ。






















