「令和時代の賃貸ビジネス」~コンサルタント沖野元の視点~ 第25回 差別化をどう図るか ペルソナ設定のすすめ
住宅新報 2023年5月23日 号 14面

不動産にはそれぞれ個別性がある。どれひとつとして同じものはないということである。賃貸物件にしても駅からの距離、広さ、間取り、築年数、日当たり、眺望、設備の仕様、エントランスの雰囲気など挙げればきりがない。似た物件があるにしても、どこかが微妙に違う。
だからと言って貸す側にとっては差別化されているので問題ないと思うと、これが間違いの元になることがある。そういう考えでいると、退去の度に繰り返し通常の原状回復を何も考えずに行ってしまう。いつもより空室が長引いたところでやっと、このままではダメだと気付く。
一般的に貸主は尖がったリフォームを好まない人が多く、個性的なリフォームがなされた部屋を好むのはやはり個性的な借り手であることが多い。いずれにしても部屋が1つの場合、たった1人に好まれて決めてもらえばいい。問題はどういうターゲットを設定するかである。これをペルソナという。






















