寄稿 防災への協力に期待 内閣府政策統括官(防災担当) 高橋謙司氏
住宅新報 2023年8月29日 号 12面
住宅・不動産業界の皆様には、平素から災害に強いまちづくりに御尽力いただき感謝申し上げます。
今年は、関東大震災から100年の節目の年に当たります。関東大震災は近代日本の首都圏に未曾有の被害をもたらした、我が国の災害史において特筆すべき災害です。その発生日である9月1日が「防災の日」と定められているように、我が国の災害対策の出発点となっています。
関東大震災は、大正12年(1923年)9月1日11時58分に発生した、マグニチュード7.9と推定される地震(大正関東地震)によってもたらされた災害で、この地震により、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県及び山梨県で震度6を観測したほか、北海道道南から中国・四国地方にかけての広い範囲で震度5から震度1を観測しました。同地震は、相模トラフを震源とする海溝型地震であり、震源の直上に箱根や丹沢などの中山間地があることに加えて、人口が集中する首都圏にも近いことから、多岐にわたる被害を発生させました。
























