「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第35回 なぜニーズのない物件ができてしまうのか
住宅新報 2023年10月24日 号 12面

このところ筆者が働いている渋谷では、飲食店等のリアル店舗のテナント入れ替えが多くなっている。
街を歩いていると、新しいお店ができたと思ったら数カ月後に同じ通りを歩くともう閉店になっていたり、またそこにチェーン店がオープンしたりしている。もちろん、これまでにもあったことだが、テナント入れ替わりのサイクルが短くなっていることを感じる。新しいお店ができた際に時おり「なぜこのお店がここにできたのだろうか」と思うことがある。そのお店が開店したと同時に「長くは続かないだろう」と思ってしまうのである。実際そうなることがよくある。
それは出店者のニーズや市場といった事前調査が十分でないということであり、このことは賃貸住宅にも言えることである。筆者は年に数回地方に行くことがあるが、そこで様々な賃貸住宅を見て同じことを思う。 ただ、テナントは出て行けばいいが、賃貸住宅は一度建てるとそうはいかない。






















