相次ぐコミュニティの拠点づくり 不動産再生で地域課題に挑む
住宅新報 2024年2月27日 号 1面
神社の屋根銅板を再利用 築52年経つ空き店舗を再生
屋根や外壁などの内外装工事や板金による工芸品の製作販売を手掛けるウチノ板金(東京都東村山市、内野友和社長)が、東京都東村山市の青葉商店街内の築52年の木造2階建ての住宅併設型の空き店舗をカフェ「和國商店」に再生、1月19日にオープンした。デザイン監修は隈研吾建築都市設計事務所が担当、施工は岡庭建設(東京都西東京市、岡庭伸行社長)が担った同物件は、様々な課題解決を目指したという。
同社が物件を再生したのは、22年7月。少子高齢化が進む中、かつては80以上の店舗が軒を連ねていた同商店街も、現在営業しているのは5、6店舗にとどまっている。同商店街で生まれ育った、同社の内野友和社長は、「板金職人として地元で仕事をする中、地域コミュニティの大切さを実感していた。また、モノづくりの魅力を発信する場所が欲しかったし、育ててもらった商店街に恩返しができないか、自社や業界が発展するにはどうすればいいかといったことを考えていた」。そこへ、商店街内でたばこ屋だった同物件の売却を知り、22年に7月に取得した。同物件は、「父親に(タバコを)よく買いに行かされた」というなじみの場所だった。取得時は、「詳しくは覚えていないが、10年以上は空き状態だった」と振り返る。
























