ひと 都市の「公園化」とその先へ 建築設計や街づくり、メディアなど幅広く活動するオープン・エー代表 馬場正尊さん
住宅新報 2024年8月20日 号 2面
連載: ひと

建築設計やデザインを主軸に、都市ビジョン作成などの街づくり分野、公共空間マッチング事業「公共R不動産」、宿泊施設の企画・運営など多彩な活動で知られる。「新しい空間づくりのトライアルを進める中で、設計(等のハード面)だけでなく、結果的に経営まで手掛けるマネジメントのような形(の立場)になっている」と笑う。併せて、「従来は別扱いだったデザインとマネジメントが融合していく感覚があり、両者が互いを生み出していくような視点が現代では求められているのでは」と語る。
その独自の視点や活動を生かし、国の政策検討における検討会委員や東北芸術工科大学の教授としても活動。UR都市機構とも継続的に協力しており、6月に受賞発表会を開いた、団地屋外空間の活用企画コンペ「まちとくらしのトライアル実践」では審査委員長も務めた。10年以上にわたる取り組みの中で、意識やアプローチは団地自体の再生・活用から、周辺地域も含めた新たな街づくりの挑戦へと発展しており、同コンペもその実践の一つだ。
加えて、都市再生における団地の位置付けを、「課題というよりも可能性」と捉える。敷地が広く豊富な緑地を擁する団地は、「都市の一部と見れば、公園の中の住宅とも言える」。良好な緑地や活用可能な公共空間として、団地はポジティブな要素として都市に貢献するという考え方だ。























