「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第56回 シアトル滞在記(2) 独自の集客戦略とホームステージング
住宅新報 2024年8月27日 号 12面

前回に続き米国シアトルでの経験を共有したい。
筆者が滞在したのはシアトルのトップ1%エージェントであるタンさんのお宅である。タンさんは3人家族で奥様と中学生の男のお子さんがいる。滞在中タンさんご家族にはとても親切にしていただいた。滞在の目的は米国不動産エージェントの働き方や米国不動産業の仕組みを学ぶものである。タンさんの働き方を身近で見ることができ、単なる研修では得られない貴重な経験を得ることができた。
到着した翌日にはタンさんが受託したコンドミニアムのオープンハウスがあり、同行させてもらった。約135m2、2LDKの既存住宅である。オートロック、駐車場2台付き、エレベーター付きの5階(最上階)でショッピングエリアが近く立地の良い物件だとわかる。現地に着くとすでに他のエージェントがお客を連れて待っていてすぐに内見が始まった。室内は暮らすイメージがしやすいようにセンス良くホームステージングされていた。シアトルはホームステージング発祥の地である。ステージングのためにオーナーの提供した家具がいくつかあり、最終的にはホームステージャーが飾り付けをして物件の良さを引き出していた。写真映えするものでドアを開けた瞬間に惹きつけるものがあり、テンションが上がるステージングは見事というほかない。既存住宅を売却する際にステージングが効果的という代表例を見たようなものだった。






















