不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第21回 空き家問題と空き家活用の魅力 創造的なアイデアで価値を創出
住宅新報 2024年10月8日 号 7面
現在、日本では、「空き家」問題が不動産分野の重要キーワードとなっている。空き家問題は、住宅という財(モノ)を活用しないことで、経済的価値を生み出す財を放棄するという側面で社会的な損失と言える。つまり、空き家問題は、日本の不動産ストックの価値を低下させるとも考えることができる。
空き家問題は、単純な一つの原因で生じることではなく、複雑な要因で発生する点で興味深い。ゼミでは、空き家問題の現状、発生原因、空き家問題の解決方法などについて探っている。
総務省が発表した「令和5年住宅・土地統計調査」によると、日本では2023年時点で約900万戸の空き家があると調査された。空き家数は年々増えている状況である。空き家は、立地する地域に負の影響を与える。また、空き家の増加は、高齢者死亡後、空き家になるケースが増加し、若年層の都心部へ移動増加などに起因する。























